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観光・インバウンド対応に使える補助金まとめ【2026年版】

外国人のお客さまが増えてきて、「メニューや案内の多言語化」「キャッシュレス決済」「Wi-Fi整備」などの対応を迫られている事業者の方は多いのではないでしょうか。こうしたインバウンド対応の費用には、国や自治体の補助金を使える場合があります。この記事では、2026年7月時点で確認できる、観光・インバウンド対応に活用しやすい補助金をまとめて紹介します。

インバウンド対応に補助金が使えるのはなぜ?

訪日外国人観光客の増加は、国が力を入れている政策のひとつです。観光庁をはじめとする国の機関や、都道府県・市区町村は、外国人観光客を受け入れる環境(受入環境)を整える事業者を後押しするため、さまざまな補助金・支援事業を用意しています。

対象になりやすい取り組みの例は次のとおりです。自社で予定している投資が当てはまるか、まずはイメージをつかんでみてください。

  • 案内表示・メニュー・ホームページの多言語化
  • クレジットカードやQRコードなどキャッシュレス決済の導入
  • 館内・店内の無料Wi-Fiの整備
  • 外国人向けの体験コンテンツ(ツアー・文化体験など)づくり
  • トイレの洋式化や客室改修などの受入環境整備

ポイント

本記事は一般的な解説です。補助金の金額・補助率・募集期間は変更されることがあります。最新の要件・募集状況は必ず各制度の公式サイトでご確認ください。

観光庁のインバウンド関連支援事業

地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業

観光庁は令和7年度補正予算の事業として「地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業」の公募を行っています(2026年7月時点)。観光案内所や観光施設、観光地の店舗・事業所、病院・診療所などを対象に、外国人観光客が安全・安心に旅行できる環境づくり(多言語対応機能の強化など)を支援する事業で、補助率は原則として補助対象経費の2分の1以内とされています(取り組み内容や申請主体によっては3分の2以内となる場合があります)。詳しい対象や期限は観光庁の公式サイトで確認しましょう。

観光コンテンツづくりへの支援事業

観光庁では、インバウンド向けの体験コンテンツ(ツアーや文化体験など)の造成・販路開拓を支援する事業も実施しています。たとえば「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」のような公募が年度ごとに行われており、観光客の集中(オーバーツーリズム)を和らげ、地方への誘客につなげることが目的です。公募の時期や枠は年度によって変わるため、観光庁の公募情報ページをこまめにチェックするのがおすすめです。

全国の中小企業が使いやすい定番の補助金

小規模事業者持続化補助金(多言語チラシ・ホームページなど)

小規模事業者持続化補助金は、従業員数の少ない会社や個人事業主の販路開拓を支援する国の補助金です。外国人観光客向けの多言語チラシやパンフレットの作成、ホームページの多言語化、外国人客を意識した店舗改装なども、販路開拓の取り組みとして対象になり得ます。商工会・商工会議所の支援を受けながら経営計画を作って申請する仕組みです。

IT導入補助金(多言語POSレジ・キャッシュレスなど)

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者の業務効率化やDXに向けたITツール導入を支援する補助金です。インバウンド対応の文脈では、多言語対応のPOSレジやキャッシュレス決済システム、予約管理システムなどの導入に活用できる可能性があります。対象になるのは事務局に登録されたITツールに限られるため、導入したいツールが対象かどうかを公式サイトで確認しましょう。

自治体の補助金の例:東京都のインバウンド対応力強化支援事業補助金

国だけでなく、都道府県や市区町村もインバウンド対応の補助金を用意していることがあります。代表例が、東京観光財団(TCVB)が実施する「インバウンド対応力強化支援事業補助金」です。都内の宿泊施設・飲食店・小売店・体験型コンテンツ提供施設などを対象に、多言語対応、無料Wi-Fi整備、キャッシュレス決済機器の導入などの経費を補助します。

2026年7月時点の情報では、補助率は原則2分の1以内(多言語対応の取り組みは3分の2以内)、補助上限は1施設・店舗あたり300万円(団体・グループでの申請は1,000万円)とされています。金額や要件は変わる可能性があるため、申請前に東京観光財団の公式サイトで最新情報を確認してください。東京都以外の事業者の方も、自社の所在地の自治体に似た制度がないか調べてみる価値があります。

インバウンド関連補助金の比較表と選び方

制度名実施主体主な使いみち
インバウンド安全・安心対策推進事業観光庁観光施設・店舗などの多言語対応や安全・安心対策
小規模事業者持続化補助金国(中小企業庁)多言語チラシ・ホームページ作成などの販路開拓
IT導入補助金国(中小企業庁)多言語POSレジ・キャッシュレス決済などのITツール導入
インバウンド対応力強化支援事業補助金東京都(東京観光財団)多言語化・Wi-Fi整備・キャッシュレス導入

選び方のポイントは3つあります。第一に「何にお金を使いたいか」を先に決めること。多言語化なのか、決済なのか、コンテンツづくりなのかで合う制度が変わります。第二に、自社の規模や所在地が要件に合うかを確認すること。第三に、募集期間です。補助金は原則として交付決定前の支出は対象外なので、発注のタイミングには注意が必要です。

自社が使える補助金を手早く確認するには

インバウンド関連の補助金は、国・都道府県・市区町村と実施主体がばらばらで、募集期間も制度ごとに異なります。ひとつずつ調べるのはかなりの手間です。

「補助金レーダー」なら、会社の所在地・業種・経営課題などを登録するだけで、自社が対象になりやすい補助金・助成金を一覧で確認できます。マッチングは登録情報にもとづくルールベースの仕組みなので、どの条件で候補に挙がったのかもわかりやすいのが特徴です。気になる制度が見つかったら、無料相談から行政書士・社労士などの専門家への相談に進むこともできます。インバウンド対応の投資を考え始めたタイミングで、まずは候補の洗い出しに使ってみてください。

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業種・地域・課題を選ぶだけで、対象になりやすい制度を根拠つきで表示。登録・利用は無料です。

よくある質問

個人経営の飲食店でもインバウンド関連の補助金は使えますか?

使える可能性はあります。たとえば小規模事業者持続化補助金は個人事業主も対象ですし、東京都のインバウンド対応力強化支援事業補助金は都内の飲食店も対象に含まれます。ただし制度ごとに細かい要件があるため、公募要領で自社が対象かどうかを確認するか、専門家に相談することをおすすめします。

メニューやホームページの多言語化だけでも補助金の対象になりますか?

制度によっては対象になり得ます。東京都の補助金では案内表示・ホームページ・パンフレットの多言語化が補助対象経費の例として挙げられていますし、持続化補助金でも販路開拓の一環として多言語ホームページの制作が対象になる場合があります。どの経費が認められるかは公募要領で必ず確認しましょう。

補助金はいつもらえますか?先にお金は必要ですか?

補助金は原則として後払い(精算払い)です。まず自社で費用を支払い、事業完了後の報告・審査を経てから補助金が振り込まれる流れが一般的です。また、交付決定前に発注・支払いした経費は対象外になるのが原則なので、申請のタイミングと資金繰りには注意してください。

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