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最低賃金2026はいくら?都道府県別の改定額と使える助成金(業務改善助成金の締切に注意)

公開日

結論:2026年度の最低賃金は、全国平均(加重平均)で1,177円です。去年より56円上がります。 新しい最低賃金は、10月1日から12月2日にかけて、都道府県ごとに順番に始まります。 賃上げと設備投資に使える「業務改善助成金」は、申請の締切が「最低賃金が上がる日の前日」です。東京・大阪など15の都道府県は9月30日が締切なので、急いで確認してください。

最低賃金2026のポイント

項目内容
全国平均(加重平均)1,177円(去年は1,121円)
上がる額全国平均で56円。都道府県ごとに54円〜65円
一番高い東京都 1,280円
一番低い宮崎県 1,085円
いつから2026年10月1日〜12月2日に、都道府県ごとに順番に

厚生労働省によると、56円の引き上げは、今の決め方が始まった1978年度以降で2番目に大きい上がり幅です。 すべての都道府県で、国が示した目安と同じか、それより高い額になりました。

ポイント

表の金額は、2026年9月3日に厚生労働省がまとめた「答申」の額です。 発効日(新しい最低賃金が始まる日)は予定で、変わることがあります。最終的な額と日付は、各都道府県の労働局で確認してください。

都道府県別の最低賃金2026と業務改善助成金の締切

「業務改善助成金の締切」は、発効日の前日か11月30日の、早いほうの日です。 自分の会社がある都道府県の行を確認してください。

都道府県2026年度これまで上がる額発効日(予定)業務改善助成金の締切
北海道1,131円1,075円+56円10月1日9月30日
青森県1,090円1,029円+61円10月29日10月28日
岩手県1,090円1,031円+59円12月1日11月30日
宮城県1,098円1,038円+60円10月1日9月30日
秋田県1,090円1,031円+59円10月14日10月13日
山形県1,092円1,032円+60円10月30日10月29日
福島県1,094円1,033円+61円10月16日10月15日
茨城県1,136円1,074円+62円10月18日10月17日
栃木県1,125円1,068円+57円10月1日9月30日
群馬県1,120円1,063円+57円10月3日10月2日
埼玉県1,196円1,141円+55円10月1日9月30日
千葉県1,195円1,140円+55円10月1日9月30日
東京都1,280円1,226円+54円10月1日9月30日
神奈川県1,279円1,225円+54円10月1日9月30日
新潟県1,108円1,050円+58円10月1日9月30日
富山県1,119円1,062円+57円10月1日9月30日
石川県1,113円1,054円+59円10月3日10月2日
福井県1,112円1,053円+59円10月4日10月3日
山梨県1,113円1,052円+61円11月1日10月31日
長野県1,117円1,061円+56円10月2日10月1日
岐阜県1,121円1,065円+56円10月1日9月30日
静岡県1,154円1,097円+57円10月15日10月14日
愛知県1,195円1,140円+55円10月1日9月30日
三重県1,143円1,087円+56円10月1日9月30日
滋賀県1,136円1,080円+56円10月3日10月2日
京都府1,180円1,122円+58円11月16日11月15日
大阪府1,231円1,177円+54円10月1日9月30日
兵庫県1,172円1,116円+56円10月1日9月30日
奈良県1,107円1,051円+56円10月4日10月3日
和歌山県1,101円1,045円+56円10月3日10月2日
鳥取県1,090円1,030円+60円10月3日10月2日
島根県1,092円1,033円+59円10月10日10月9日
岡山県1,104円1,047円+57円10月2日10月1日
広島県1,141円1,085円+56円10月11日10月10日
山口県1,101円1,043円+58円10月8日10月7日
徳島県1,103円1,046円+57円11月1日10月31日
香川県1,092円1,036円+56円10月1日9月30日
愛媛県1,093円1,033円+60円11月1日10月31日
高知県1,086円1,023円+63円10月29日10月28日
福岡県1,114円1,057円+57円10月4日10月3日
佐賀県1,095円1,030円+65円11月15日11月14日
長崎県1,087円1,031円+56円11月2日11月1日
熊本県1,092円1,034円+58円12月1日11月30日
大分県1,096円1,035円+61円11月1日10月31日
宮崎県1,085円1,023円+62円10月24日10月23日
鹿児島県1,090円1,026円+64円10月25日10月24日
沖縄県1,086円1,023円+63円12月2日11月30日

10月1日に最低賃金が上がるのは、北海道・宮城県・栃木県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・富山県・岐阜県・愛知県・三重県・大阪府・兵庫県・香川県の15の都道府県です。 この15の都道府県は、業務改善助成金の締切が9月30日です。

最低賃金が上がる前にやること

  • パート・アルバイトを含めて、全員の時給が新しい最低賃金を下回らないか確認する
  • 月給の人も、時給に直すと最低賃金を下回らないか確認する(手当によっては計算に入らないものがあります)
  • 発効日より前に、賃金を上げる日と就業規則の書き換えを決める
  • 賃上げと一緒に設備投資をするなら、業務改善助成金を締切までに申請する

月給の人の時給の計算は少しややこしいです。 厚生労働省の「最低賃金特設サイト」に、確認のしかたが載っています。

業務改善助成金2026(令和8年度)の要点

業務改善助成金は、会社の中で一番低い時給(事業場内最低賃金)を50円以上上げて、仕事の効率を上げる設備投資をした会社に、その費用の一部を国が出す制度です。 制度のくわしい仕組みは「業務改善助成金とは」の記事で解説しています。ここでは2026年度の要点だけをまとめます。

項目2026年度(令和8年度)の内容
申請できる期間2026年9月1日〜発効日の前日か11月30日の、早いほう
賃金を上げる期間2026年9月1日〜発効日の前日
対象の会社中小企業・小規模事業者で、会社の中で一番低い時給が2026年度の最低賃金より低いこと
上げる額(コース)50円・70円・90円の3コース
助成の上限30万円〜600万円(コースと人数で決まる)
助成率一番低い時給が1,050円未満なら4/5、1,050円以上なら3/4
事業を終える期限交付決定を受けた年度の1月31日

2026年度から、コースが「50円・70円・90円」の3つに整理されました。 助成率の区切りも、1,000円から1,050円に変わっています。

助成の上限額(人数とコース別)

上げる人数50円コース70円コース90円コース
1人30万円(40万円)40万円(50万円)90万円(100万円)
2〜3人40万円(70万円)50万円(100万円)150万円(240万円)
4〜5人70万円130万円270万円
6〜7人90万円180万円360万円
8人以上110万円230万円450万円
10人以上(特例事業者のみ)130万円300万円600万円

かっこ内は、事業場の規模が30人未満の会社の上限額です。 「10人以上」の区分は、一番低い時給が1,050円未満の会社など、「特例事業者」に当たる場合だけ使えます。

実際にもらえる額は「設備投資の費用×助成率」と「上限額」の、少ないほうです。 たとえば、600万円の設備を入れて8人の時給を90円上げ、助成率が4/5なら、600万円×4/5=480万円と上限450万円を比べて、450万円になります(厚生労働省のリーフレットの例)。

特に注意したい4つのこと

  • 賃金は、最低賃金が上がる日の前日までに上げる必要があります。発効日の当日に上げると対象外です
  • 賃上げの前に申請が必要です。申請前に上げた賃金や、交付決定の前に買った設備は対象になりません
  • 対象になる従業員は、雇用保険に入っていて、週20時間以上働き、雇われてから6か月たった人です
  • 従業員がいない場合(社長1人だけなど)は対象になりません

ほかに使える賃上げの支援

厚生労働省は、業務改善助成金のほかにも、賃上げを支える助成金をまとめて案内しています。

制度どんなときに使える?
キャリアアップ助成金(賃金規定等改定コース)パート・アルバイトなど非正規の人の基本給を3%以上上げたとき。中小企業は1人4万円〜7万円
働き方改革推進支援助成金残業を減らす・有給休暇を取りやすくするなどの取り組みと設備投資をしたとき
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)最低賃金に近い時給の従業員が多い会社は、ITツールの補助率が1/2から2/3に上がる

どの制度を組み合わせるとよいかは、会社の人数や賃金の状況によって変わります。 補助金レーダーでは、社労士など助成金にくわしい専門家に無料で相談できます。締切が近い場合は、早めにご相談ください。

ポイント

「厚生労働省から頼まれた」と言って助成金を勧める業者に注意してください。 厚生労働省は、厚生労働省や労働局が特定の業者に助成金の勧誘を頼むことはないと注意を呼びかけています。

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よくある質問

2026年の最低賃金はいくらですか?

全国加重平均で1,177円で、2025年度の1,121円から56円上がります。一番高いのは東京都の1,280円、一番低いのは宮崎県の1,085円です(2026年9月3日の答申時点)。

最低賃金2026はいつから上がりますか?

2026年10月1日から12月2日にかけて、都道府県ごとに順番に上がります。東京都・大阪府・愛知県など15の都道府県は10月1日、一番遅い沖縄県は12月2日の予定です。

業務改善助成金2026の申請期限はいつですか?

2026年9月1日から、会社のある都道府県の最低賃金が上がる日(発効日)の前日か、11月30日の早いほうまでです。発効日が10月1日の都道府県は、9月30日が締切です。

業務改善助成金はいくらもらえますか?

上げる額のコース(50円・70円・90円)と上げる人数によって、上限が30万円〜600万円です。実際の額は、設備投資の費用に助成率(4/5か3/4)をかけた額と上限額の、少ないほうになります。

最低賃金が上がった後に賃金を上げても、業務改善助成金はもらえますか?

もらえません。2026年度は、最低賃金が上がる日の前日までに賃金を上げる必要があります。また、賃金を上げる前に申請しておく必要があります。

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