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福祉灯油とは?対象・金額・申請方法をやさしく解説【2026年冬】

公開日

結論:福祉灯油とは、市町村が冬の暖房費の一部として、生活の苦しい世帯に灯油代を助成する制度です。 対象は、住民税が非課税の世帯や、その中の高齢者・障がいのある人・ひとり親の世帯が多く、金額は1世帯5,000円〜1万円ほどが中心です。 支給の方法は、口座への振込や、灯油と引き換えられる券などで、多くは申請や書類の返送が必要です。 国の灯油の補助(申請はいらない)とは別の制度なので、住んでいる市町村の案内を確認しましょう。

この記事の要点

  • 福祉灯油は、市町村が冬の暖房費として、住民税非課税の世帯などに灯油代を助成する制度で、国の灯油の補助とは別のものです。
  • 金額は1世帯5,000円〜1万円ほどが多く、2026年10月1日に受付を始めた北海道千歳市の「あったか灯油事業」は1世帯1万円です。
  • 支給の方法は、口座への振込(青森市・秋田市など)や、灯油100リットル以内の引換証(北海道広尾町)など、市町村によってちがいます。
  • 国の灯油の補助は申請がいらず、2026年10月15日〜21日は1リットル43.0円が店頭の値段を下げる形で使われています。
  • 市町村の福祉灯油の多くは、国の重点支援地方交付金や県の補助金をお金のもとにしています。

福祉灯油とは?

福祉灯油とは、市町村が冬の暖房費の一部として、生活の苦しい世帯に灯油代を助成する制度です。 寒い地域の市町村を中心に、冬が近づくと実施されます。

正式な名前は市町村ごとにちがいます。 「福祉灯油購入費助成金」(青森市)、「あったか灯油事業」(北海道千歳市)、「冬季特別対策助成」(岩手県奥州市)などと呼ばれています。

ポイント

この記事は2026年10月16日時点で、市町村や国の公式発表で確認できた内容をもとにしています。 対象や金額は市町村ごと・年度ごとに変わるので、必ず住んでいる市町村の案内を確認してください。

福祉灯油の対象になるのはどんな世帯?

多くの市町村では、住民税が非課税の世帯が対象です。 さらに、高齢者・障がいのある人・ひとり親の世帯にしぼる市町村もあります。

市町村主な対象年度
北海道千歳市市民税非課税の世帯のうち、65歳以上の人がいる世帯・重い障がいのある人がいる世帯・ひとり親世帯(収入と預貯金の基準あり)令和8年度
岩手県奥州市住民税非課税で、高齢者のみ・重い障がいのある人がいる・ひとり親の世帯、生活保護の世帯令和7年度
青森市住民税非課税の世帯、均等割のみ課税の世帯令和7年度
秋田市世帯全員が住民税非課税の世帯令和7年度
北海道広尾町高齢者世帯・障がい者世帯・ひとり親世帯・生活困窮世帯・生活保護世帯など(収入の基準あり)令和7年度

住民税が課税されている家族に扶養されている世帯などは、対象外になることが多いです。 青森市などは、こうした「対象にならない世帯」も公式サイトにくわしく書いています。

福祉灯油はいくらもらえる?

1世帯あたり5,000円〜1万円ほどが中心です。 1世帯につき1回だけ支給する市町村がほとんどです。

市町村金額(1世帯)年度
北海道千歳市1万円令和8年度
青森市1万円令和7年度
岩手県奥州市7,000円(福祉灯油分)令和7年度
秋田市6,100円令和7年度
青森県五所川原市・つがる市5,000円令和7年度
新潟市5,000円(灯油購入費分)令和7年度
北海道広尾町灯油100リットル以内の引換証令和7年度

現金と引換券、どうやって受け取る?

受け取り方は、口座への振込と、灯油の引換券(引換証)の2つが主な方法です。 どちらになるかは市町村が決めています。

  • 口座への振込:青森市・秋田市・千歳市・奥州市など。市が口座を知っている世帯は、申請なしで振り込まれることもある
  • 灯油の引換証:北海道広尾町は、町内の燃料販売店で使える灯油100リットル以内の引換証を交付(灯油以外の暖房を使う世帯には商品券)

福祉灯油の申請方法は?

多くの市町村では、対象と思われる世帯に案内の書類が届きます。 届いた書類に合わせて、手続きをします。

パターンやること実例
「支給のお知らせ」が届く原則、手続きはいらない。口座を変える・受け取らない場合だけ連絡青森市・奥州市など
「確認書」「申請書」が届く必要なことを書いて、本人確認書類などと一緒に期限までに返送秋田市・新潟市など
窓口で申請する申請書・収入や預貯金がわかる書類・印鑑を持って窓口へ北海道千歳市
申込書を出して審査を受ける申請書を出し、民生委員との協議のあと決定通知が届く北海道広尾町

最近転入した人は、市が税の情報を確認できないため、書類が届かないことがあります。 秋田市は、こうした人に自分から連絡するよう呼びかけていました。

福祉灯油の申請はいつ?

申請の時期は市町村によってちがい、早いところは10月、遅いところは翌年の春までです。 昨年度(令和7年度)の例では、次のような時期でした。

市町村案内・受付の開始締切
北海道千歳市(令和8年度)2026年10月1日から受付公式ページで要確認
北海道広尾町(令和7年度)引換証の交付は12月上旬から2026年2月27日
岩手県奥州市(令和7年度)2026年1月27日に案内を発送2026年3月18日
秋田市(令和7年度)2026年3月2日に申請書を発送2026年4月17日
新潟市(令和7年度)2026年2月13日から案内を発送2026年5月29日

締切を過ぎると受け付けない市町村がほとんどです。 案内が届いたら、まず締切の日付を確認しましょう。

国の灯油の補助金とは何がちがう?

国の灯油の補助は、石油会社にお金を出して店頭の値段を下げる仕組みで、申請はいりません。 福祉灯油は、市町村が対象の世帯に直接お金や引換券を渡す仕組みです。

国の灯油の補助福祉灯油
実施するところ国(資源エネルギー庁)市町村
対象灯油を買うすべての人住民税非課税の世帯など
金額1リットル43.0円(2026年10月15日〜21日)1世帯5,000円〜1万円ほど
手続きいらない多くは申請や返送が必要
両方受けられる?受けられる受けられる

資源エネルギー庁によると、10月13日の灯油の全国平均は1リットル142.4円です。 補助がなければ184.8円になる計算です。

福祉灯油のお金はどこから出ている?

市町村のお金に加えて、国の「重点支援地方交付金」や県の補助金が使われることが多いです。 内閣府は令和7年度の補正予算で、この交付金を2.0兆円追加しました。

内閣府は、交付金の使い道の例として「灯油購入費の補助事業、燃料券の支給等」をあげています。 実際に、青森市は国の交付金と青森県の補助金を、奥州市は岩手県の補助金を使って実施していました。

福祉灯油で気をつけることは?

  • 締切を過ぎると受け付けてもらえないことが多い
  • あとで対象外とわかった場合は、返さなければならない
  • 市町村や国をかたる不審な電話や郵便に注意する(五所川原市は、市町村や警察相談専用電話 #9110 への連絡を呼びかけ)
  • 対象かどうかは、なりすまし防止のため電話では答えない市もある(秋田市など)

地域ごとの実施状況は「東北・北陸・信越の灯油補助金」「北海道の灯油補助金」の記事にまとめています。

出典・参考にした公的情報

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よくある質問

福祉灯油とは何ですか?

市町村が冬の暖房費の一部として、住民税非課税の世帯などに灯油代を助成する制度です。現金の振込や灯油の引換券で支給され、国の灯油の補助とは別のものです。

福祉灯油の対象は誰ですか?

多くは住民税が非課税の世帯です。市町村によって、高齢者のみの世帯・障がいのある人がいる世帯・ひとり親世帯にしぼったり、収入や預貯金の基準を設けたりしています。

福祉灯油はいくらですか?

1世帯5,000円〜1万円ほどが中心です。たとえば北海道千歳市(令和8年度)は1万円、秋田市(令和7年度)は6,100円、五所川原市(令和7年度)は5,000円でした。

福祉灯油は申請が必要ですか?

市町村によります。口座がわかっている世帯には申請なしで振り込む市もあれば、確認書の返送や窓口での申請が必要な市もあります。届いた案内を確認してください。

福祉灯油はいつ申請できますか?

市町村ごとにちがいます。北海道千歳市は2026年10月1日から受付を始めました。令和7年度は、案内の発送が1月下旬〜3月、締切が2月末〜5月末の市が多くありました。

国の灯油の補助と福祉灯油は両方受けられますか?

受けられます。国の補助は灯油の店頭の値段を下げる仕組みで申請はいらず、福祉灯油は市町村が対象の世帯に別に支給するものです。

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