ガソリン価格の今後の見通しは?10月の値上げはある?いつから上がるかの判断材料【2026年10月】
公開日 ·最終更新日
結論:2026年10月13日のガソリン全国平均は170.1円で、10月に入っても国の補助で170円前後に抑えられています。 10月の補助額は50.7円→42.4円→43.0円と動きましたが、店頭の全国平均はほぼ変わっていません。 ただし10月6日、経済産業大臣が「支援単価や措置の出口を含め、支援のあり方を柔軟に検討」と発言しました。 値上げがあるとすれば、補助が減る・終わるか、目標の170円が引き上げられるときです。この記事では、その判断材料を国の資料をもとに整理します。
この記事の要点
- 2026年10月13日のレギュラーガソリン全国平均は170.1円で、国の補助により170円前後に抑えられています(資源エネルギー庁)。
- 2026年10月時点で、ガソリンの値上げ(補助の縮小・終了や目標価格の引き上げ)は決まっていません。
- 経済産業大臣は2026年10月6日、「支援単価や措置の出口を含め、支援のあり方を柔軟に検討」と述べました。
- 補助がなければ、ガソリンは全国平均で213円前後になる計算です(10月15日からの補助額の算定)。
- 補助額は毎週水曜日ごろに発表され、計算式の「基準価格170円」が変わるかどうかが値上げの目安になります。
今のガソリン価格と補助の状況は?(10月16日時点)
今のガソリンは全国平均170円前後で、国の補助によって値段が抑えられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全国平均の値段 | 170.1円/L(10月13日の調査) |
| 国の補助 | 1Lあたり43.0円(10月15日〜21日) |
| 補助の目標 | 全国平均170円くらいに抑える |
| 補助がない場合の想定 | 213.0円/L(10月15日からの補助額の計算) |
| 補助が終わる日 | 決まっていない |
今の補助は「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」という国の制度です。 2026年3月19日から続いていて、ガソリンの全国平均が170円くらいを超えないように、超えた分を国が補助しています。
つまり今は、原油が上がっても、その分を補助が吸収する形です。 補助額が毎週上下しても、店頭の値段はほとんど動かないのはこのためです。
ポイント
この記事は、2026年10月16日時点の国の発表をもとにした「判断材料」のまとめです。 今後の価格を言い切るものではありません。 最新の補助額は、資源エネルギー庁の特設サイト(nenryo-teigakuhikisage.go.jp)で毎週確認できます。
10月にガソリンは値上げされた?
全国平均で見ると、10月13日時点でガソリンの値上げは起きていません。 9月14日の169.9円に対して、10月13日は170.1円で、ほぼ同じ水準です。
| 期間 | ガソリンの補助額 |
|---|---|
| 9月17日〜30日 | 51.0円 |
| 10月1日〜7日 | 50.7円 |
| 10月8日〜14日 | 42.4円 |
| 10月15日〜21日 | 43.0円 |
10月8日からは補助額が8円ほど下がりましたが、これは原油の値下がりに合わせたものです。 目標の170円は変わっていないので、店頭の全国平均は170円前後のままでした。
ただし、これは全国の平均です。 地域やお店によっては、仕入れのタイミングで値段が上がって見えることもあります。
ガソリンが値上げされるのはどんなとき?
今の仕組みでは、ガソリンが値上げされるのは主に次の3つのケースです。 原油が上がっただけでは、店頭の値段はあまり動きません。
| ケース | 値段への影響 | 10月16日時点の状況 |
|---|---|---|
| 補助の目標が175円に上がる | 全国平均で5円くらい上がる | 7月に報道のみ。国の発表はない |
| 補助が少しずつ減らされる | 数か月かけて少しずつ上がる | 大臣が「出口を含め柔軟に検討」と発言。決定はない |
| 補助が急になくなる | 約43円上がる(213円前後) | 発表はない |
逆に、原油が大きく下がれば補助は自然に小さくなります。 そのときは、補助がゼロに近づいても店頭の値段は170円前後のまま、ということもありえます。
ガソリンの値上げはいつから?見通しの判断材料は5つ
10月16日時点で、値上げが始まる日は決まっていません。 「いつから上がるか」は、次の5つの動きを見て判断することになります。
1. 国の「出口」の検討
2026年10月6日の会見で、赤澤経済産業大臣は「支援単価や措置の出口を含め、支援のあり方を柔軟に検討してまいりたい」と述べました。 「支援単価」も検討の対象なので、補助額を少しずつ下げる形もありえます。
同じ会見では、8月分の補助は月の平均で23.8円程度、支出は約1,800億円程度だったと説明されました。 大きなお金がかかっていることも、見直しの議論の背景にあります。
2. 原油価格と中東の情勢
資源エネルギー庁によると、日本は原油の9割以上を中東から輸入しています。 今の補助も、中東情勢の悪化で原油が急に上がったことをきっかけに始まりました。
国は「中東情勢の動向や原油価格の水準も見極めながら、支援の在り方を柔軟に検討する」としています。 情勢が落ち着いて原油が下がるかどうかが、補助の行方を左右する大きな材料です。
3. 補助の目標(170円)が見直されるか
2026年7月21日、共同通信は「目標を9月に175円へ見直す案が政府内で出ている」と報じました。 ただし、10月15日からの補助額の計算でも、目標は170.0円のままです。
見直しが実際に決まれば、国の特設サイトの計算式で「基準価格」の数字が変わります。 毎週の発表で、ここが170円のままかどうかを見るのが一番確実です。
4. 補助に使うお金(予算)
資源エネルギー庁の資料(10月14日更新)によると、今の補助には、それまでの基金の残りに加えて、令和7年度予備費7,948億円と令和8年度第1次補正予算6,136億円が使われています。
また首相官邸の会見では、2026年6月の補正予算で、中東情勢によるエネルギー価格の高騰などに使える「中東情勢等対応予備費」をつくると説明されました。 なお報道では、10月までの分として予備費を追加する方針も伝えられています(報道ベース)。
5. 冬の暖房シーズン
今の補助は、ガソリンだけでなく灯油・重油にも同じ額が出ています。 これから冬にかけては灯油の使用量が増えるため、補助を急にやめると家計への影響が大きくなります。
値上げの発表はいつ・どこでわかる?
補助額の変更は、資源エネルギー庁の特設サイトで毎週水曜日ごろに発表されます。 値上げにつながる変更があれば、まずここに出ます。
| いつ | 何が決まる・わかるか |
|---|---|
| 毎週月曜日ごろ | 国がガソリンの全国平均価格を調査 |
| 毎週水曜日ごろ | 翌日からの補助額を発表(特設サイト) |
| 毎週木曜日 | 新しい補助額が適用される |
| 月に1回(月初に近い木曜日) | 「調整単価」が見直され、補助額に反映(10月分は3.7円) |
| 火曜日・金曜日など | 経済産業大臣の閣議後会見で、方針が語られることがある |
「調整単価」は、割高な代わりの原油を買うためのコストを反映する上乗せ分です。 資源エネルギー庁の資料では、月初に最も近い木曜日から適用するとされています(7月分4.9円、9月分2.8円、10月分3.7円)。
値上げに備えて今できること
- 毎週水曜日ごろの国の発表で、補助額と目標(170円)が変わっていないか確認する
- 会社の場合は、補助がなくなったとき(1Lあたり+43円)の燃料費を試算しておく
- 燃費のよい車や省エネ設備への切り替えに使える補助金を調べておく
- 災害に備えて、普段から早めの給油を心がける(資源エネルギー庁も呼びかけています)
補助がなくなった場合の値上がり額は、「ガソリン補助金が終わったらいくらになる?」の記事で、車の大きさや会社の規模ごとに試算しています。